あん摩による治療と健康増進
あん摩はもともと中国に生まれ、日本に渡来してから広く親しまれてきた療術です。
健康増進はもちろん、肩こりや腰痛、眼精疲労、不眠、神経過敏、食欲不振、便秘など、さまざまな不調に対して治療目的でおこわれています。
あん摩・マッサージ・指圧の違い
あん摩、マッサージ、指圧は手技の方法にそれぞれ特徴があります。
あん摩は衣服の上からおこなう療術で、体の中心から指先に向かって強弱の刺激を与えながら凝っている筋肉をリズミカルに揉みほぐします。
筋肉を対象に、主に揉みほぐしをおこない筋硬結を取り除き、筋組織の循環をよくし、新陳代謝を盛んにして栄養を高めます。また、リズミカルに刺激を与えることで生体の機能調節を図ります。
マッサージは、皮膚に直接滑剤を用いて施術するもので、あん摩とは逆に末端から中心部に向かっておこないます。主に循環器系を対象に血液、リンパの還流を促します。
指圧は、薄い衣服の上から身体に現れる反応点を対象として、主に一点圧の刺激をおこない、圧反射により、神経、筋の機能を調節します。
手技による治療ができるのは免許者だけ
治療や保健を目的に手技をおこなうには、あん摩マッサージ指圧師（国家資格）の免許が必要です。
「症状を改善したい」、「健康を保ちたい」といった場合は、免許者による施術を受けましょう。
ハリトヒト。鍼灸院は、有資格者があん摩をおこなっているので安心してご利用いただけます。